2012年10月02日

久しぶりじゃ 園子温2

<続き>

あるいはその歯茎の赤さを伝える。あるいは、その哀しみを伝えろ。数値に出せないと政治家に言わせるな、数値で出せ、と訴えろ。全てを数えろと言え、数値で出せと言え。
 「膨大な数」という大雑把な死とか涙、苦しみを数値に表せないとしたら、何のための「文学」だろう。季節の中に埋もれてゆくものは数えあげることが出来ないと、政治が泣き言を言うのなら、芸術がやれ。一つでも正確な「一つ」を数えてみろ。



Posted by みるめ下足番 at 08:30│Comments(0)
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